ひとりごと(39)令和6年2月8日〜14日

担風会

令和6年2月8日

8日の衆院予算委員会では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点が指摘されている盛山正仁文部科学相に質問が集中した。盛山氏は「記憶にございません」を午前中の審議だけで10回以上も連発。迷走する答弁に、野党は批判を強めている。

 立憲民主党の藤岡隆雄氏が真っ先に質問したのは、教団側と事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名したとされる問題だ。

 盛山氏は「報道で書いてあるのでサインをしたかもしれないが、私は記憶にございません」と答弁した。

 藤岡氏が「サインは否定できないのか」とたたみかけると、盛山氏は「サインしたかの記憶はありません」としつつも「可能性はゼロとは言いがたい」とあいまいな答えに終始。教団側へ確認するよう求められても、現在は関係を断っているとして「こちらから連絡をするつもりはございません」と突っぱねた。

 裏金の問題にしろ、今回の問題にしろ証拠を突きつけられても「記憶にない」

で通るのであれば何の為の調査、捜査なのだろうか。改めてだが、こんな政権を誰が支持するというのだろう。

令和6年2月9日

世界的な指揮者の小澤征爾さんが88歳で亡くなったことは海外でも大きく報じられ、ゆかりの地からは悼む声が届いた。

小澤さんが1973年から29年間にわたって音楽監督を務めたボストン交響楽団(BSO)は死去を受けて声明を発表。「伝説的指揮者としてだけでなく、将来世代の音楽家への情熱を込めた指導者として記憶する」と述べた。また、「優しく、思慮深い人道主義者であり、指揮台ではバレエのような優雅さと驚異的な記憶力を兼ね備えた音楽的天才であり、ボストンの全てとそのスポーツチームを愛してやまなかった」とたたえた。

 小澤さんと親交が深かった、現在のBSOの音楽監督のアンドリス・ネルソンスさんもX(旧ツイッター)への投稿で、「小澤征爾さんは私がこれまで知り合う機会があった人のなかで最も温かく、やさしく、寛大な人の一人だった。彼は大切な友人であり、素晴らしいロールモデルであり、模範的な音楽家とリーダーだった」と述べた。

 クラシック音楽に疎い私でも小澤征爾の名前は小さい頃から知っていた。音楽界に残した功績は計り知れないものでしょう。ご冥福をお祈りします。

令和6年2月10日

 ボクシングでは、昨年12月の国際ボクシング協会(IBA)理事会で、アマチュアの日本ボクシング連盟とユニゾンシステムズ(福岡市)が共同開発した新型採点システムの採用が決まった。2024年秋以降の大会で使われる予定。

 新システムでは、リングの4辺に設置した4台のカメラが、人工知能(AI)によって選手を自動追尾したり、ズームアップしたりして、最も見やすい角度の映像を選んで、5人の審判員のモニターに映し出す。

 先日野球の審判の機械化について触れたが、ボクシングでも同様のようだ。サッカーもVARが導入されている。いずれは完全に人間の審判がいらない時代が来るのかも知れない。完全にコンピュータに支配されてしまうスポーツに果たして熱狂できるのだろうか。

令和6年2月11日

運営会社「合同会社ネオリバース」のホームページによると、2021年1月に高級時計のレンタルサービスが始まった。このサービスは時計所有者からこ高級時計を預かりそれを貸し出すサービスでした。昨年8月には預かった腕時計が1500本に達するなど急成長を遂げたが、1月31日に法人の解散とともに、サービスの終了が発表された。

HPでは6カ月を目安に腕時計を返すとされたが、所有者でつくるグループがまとめたところでは、10日現在で少なくとも約730本(計16億円相当)が返却されていないという。所有者の一人が返却を要求したが、宅配便で貸し出した45本のうち比較的安価な17本だけが届いた。残りの28本(5千万円相当)が返ってきていない。面識があった運営会社の代表者にも連絡したが、電話がつながらなかったという。

 もちろん騙した方が100%悪いのだが、そんなに高価で大切にしているものをホイホイと他人に預けたりするかなとも感じてしまった。おそらくは普段使いというよりは資産的な意味あいで持っていたから、より効率的に運用しようとしたのでしょう。そんなにうまい話しはそうそう転がってなどいない。

令和6年2月12日

 上川陽子外相は12日、訪問先のフィジーの首都スバで開催された「太平洋・島サミット」の中間閣僚会合に共同議長として出席した。地域で影響力を強める中国を念頭に、「力または威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対」することを確認する議長声明を発表した。

 太平洋・島サミットは、太平洋地域にある18の島国・地域と日本によって3年ごとに開催される国際会議で、首脳会議が今夏に東京で開催される予定。中間閣僚会合はサミットの準備会合として位置づけられており、島嶼国での開催は初めてとなる。

 上川氏はこの日の会合で、島嶼国側の「地域の一体性」を支持する日本の立場を説明。議長声明では「地域の安全保障課題について議論し、世界の平和と安定の維持および強化に当たっての協力の強化の重要性について一致した」とし、「ルールに基づく国際秩序」「法の支配」「人間の尊厳」などの重要性を確認した。

 島嶼国はどうしても経済的に弱い立場の国が多い。団結して力による現状変更に反対といってもどうしても目の前に中国マネーをちらつかせられるとなびいてしまう国も出てきてしまう。そういった国へいかにこれまで中国マネーに頼ったが為に酷い目に遭った国々があったかということを説いて理解してもらえるかが今後に掛かってくるのではないだろうか。

令和6年2月13日

 モンゴルのエルベグドルジ元大統領が12日、X(旧ツイッター)で、かつて広大な版図を誇ったモンゴル帝国の地図を引き合いに、ウクライナ侵攻を正当化するロシアのプーチン大統領の発言への皮肉を込めたとみられる投稿をした。投稿は13日現在で2万回以上リポストされて拡散している。

エルベグドルジ氏は12日、Xに、ロシアの一部がかつてのモンゴル帝国に含まれているように見える地図を投稿し、「プーチン氏の話の後で、モンゴルの歴史的な地図を見つけました。心配しないでください。我々は平和で自由な国です」とコメントした。

 プーチン氏は8日に公開された米FOXニュースの元看板司会者タッカー・カールソン氏によるインタビューで、「ウクライナは歴史的にロシアの一部だ」と主張し、ウクライナ侵攻を正当化していた。

 エルベグドルジ氏はロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナ支持の立場を表明してきた。投稿はプーチン氏の発言を受けてのものとみられる。

 この皮肉はもっともで自国が1番領土を持っていた頃の地図を持ち出し始めたらイギリスにしろスペインにしろトルコにしろそれこそ日本だっていくらでも広大な領土を主張できることになってしまう。なんでも自国の主張を通せばいいというものではない。

令和6年2月14日

 自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が、3年間で書籍代3472万円を支出していたことについて、二階氏の事務所は14日、「選挙区外の行政、議会関係者らに配布し、政策広報に努める」ためだったと説明した。具体的に購入した書籍のタイトルと、その領収書を添付した書面を公表した。

書面での説明によれば、購入したのは17種類、計2万7700冊。購入した書籍は、二階氏が推進する国土強靱(きょうじん)化などの政治活動を紹介する目的で出版されたものと、与野党の政治家から紹介されてまとめて購入したものに分類されるという。出版記念会を開催し、配布する予定だったが、コロナ禍で「開催に至らなかった」などとした。

 『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』(大中吉一氏監修、林渓清(けいしん)氏著=5千冊、計1045万円)、『政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄』(大下英治氏著=3千冊、計475万2千円)、『小池百合子の大義と共感』(大下英治氏著=3千冊、計396万円)などを購入していたという。

 爺さん本屋でも買ったのかとツッコミたくなる金額である。配る為にいくらでも本を購入できるのであれば、全く中身のない本を出版して知り合いの議員にいくらでも購入してもらうということが当たり前にできてしまう。もう守銭奴議員は辞めてくれ。

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