ひとりごと(43)令和6年4月6日〜10日

担風会

令和6年4月6日

日本三大花火の一つで、毎年8月2、3日に開催する「長岡まつり大花火大会」(長岡花火)は全席有料化を継続し、警備にかかる人件費の高騰などから一般販売価格を値上げすることになった。主催する長岡花火財団と長岡市が発表した。今年の開催日は金曜と土曜で混雑が予想されるため、席数を増やし、各日約17万人分を用意する。値段は席の種類によって異なる

 長岡花火の観覧席は2022年、新型コロナの感染対策の狙いで全席が有料化された。昨年は雑踏事故の防止や熱中症対策の目的も加わり、有料化を継続。今年も踏襲することになった。

 花火の規模は例年と同じ。長岡市民向けのチケット先行販売は4月10日から、専用申し込みはがきで受け付ける。市民以外の一般販売は5月27日から、インターネットで受け付ける。販売価格はこれまで市民向けと一般向けは同じだったが、「多くの市民に見てもらいたい」との理由で市民向けの価格は値上げせずに据え置いた。

 今年は中越地震と「7・13水害」から20年の節目に当たり、1月に能登半島地震も発生。ウクライナなどで戦争が続いていることもあり、磯田達伸市長は「犠牲者への慰霊と支援への感謝、復興の願いを込め、平和な世界を築いていこうという気持ちを発信したい」と話した。

 市民向けの価格も設定されており、それ以外で見たい人に向けて有料で席を販売するのはいいことだと思う。日本の観光地などは地元の人達には配慮した形でもっと有料化を進めていくべきではないだろうか。今は誰でも安価に訪ねてしまうから、その場所への敬意もなくゴミをポイ捨てしたり、トイレを汚く使用したり、桜を折ったり敬意を欠く行動をするのでしょう。ちゃんとその対価を払うような人達はその場所のルールに則った振る舞いをしてくれると思います。

令和6年4月7日

長引く紛争で学用品が不足しているアフガニスタンの子供たちに、日本で使われなくなったランドセルやノート、鉛筆などを届けるための検品、箱詰め作業が6日、埼玉県三郷市の倉庫であった。ランドセルに使われる人工皮革を製造する化学メーカー「クラレ」(東京都千代田区)が2004年から始めた国際社会貢献活動の一環で、今年で21回目。この20年間で、15万個以上が贈られたという。

 今年、全国から届いたランドセルは7千個を超えた。同社の社員や家族らが、山積みになったランドセルの検品作業や箱詰めを行った。同社社員の母親と一緒に、初めて参加した土黒(ひじくろ)佑太(ゆうた)さん(13)は「同じ年代のアフガンの子供たちがしっかり勉強ができるようになってほしい」と話した。

 ランドセルは6月ごろ日本を出発し、約2カ月後に現地に到着する予定。現地のNGO「アフガン医療連合センター」を通じて、東部ナンガルハール州の小学生らに手渡される。

 現地の人達が必要としているのであれば、それは嬉しい贈り物となるでしょう。しかし、以前アフリカの国々へ良かれと思い送った洋服が現地では全く必要とされておらず、逆に処分するのが大変だったということがあります。贈る側の自己満足にならないよう現地のニーズをしっかり把握しなければならないでしょう。

令和6年4月8日

 「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」、「進撃の巨人」……。モスクワで7日、日本のアニメ音楽のコンサートが開かれ、会場は観客席と一体での大合唱となった。

コンサートは「アニメ交響曲」と題し、3月半ばから極東のウラジオストクやモスクワなどロシア11都市で開催。宮崎駿監督によるスタジオジブリの作品のほか、「鬼滅の刃」や「NARUTO」(ナルト)といった、ロシアでも人気のアニメの曲が演奏された。

 モスクワでは、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団と共演。会場は大盛り上がりで、客席からは日本語で「すごい!」の歓声が飛び、曲に合わせて踊る人もいた。

 こんな時だからこそ文化交流を、と語る人もいたが、正直こんなときに日本のコンテンツで勝手に盛り上がって欲しくないものだ。

なんで日本を敵視する国の人達が日本のコンテンツで盛り上がれるのかさっぱり理解できない。

令和6年4月9日

関西大学北陽高校でハンドボール部顧問兼監督の40代男性教諭とコーチの20代男性非常勤講師が、男子部員に対し懲罰的に丸刈りを強要していたことが分かった。高校は監督とコーチを厳重注意とし、部の指導は続けさせている。

 同校を運営する関西大学によると、昨年春にあった同部の合宿で、部員2人に食事の準備をめぐり問題があったとして、監督や他の部員らが丸刈りにするようはやし立て、浴室でコーチが2人の頭をバリカンで刈った。その様子をスマートフォンで撮影していた部員もいたという。

 今年3月に保護者が高校に抗議し、高校が聞き取りをしたところ、別の男子部員1人も丸刈りを強要されていたほか、部活動中に監督が部員の胸ぐらをつかむ暴力や暴言などがあったことも確認されたという。

 高校は「指導態度に改善があった」として、口頭での厳重注意にとどめたという。同校の田中敦夫校長は大学を通して「あってはならないことが行われたと深刻に受けとめている。必要な調査を行った上で、全教員の服務規律と適切な指導の徹底をはかる」とコメントした。

 まだ、こんな古くさい教師がいるのかと思ってしまう。おそらく表に出てくるのは氷山の一角なのだろうが仮に生徒が丸坊主にしたとしてその後に残るのは教師に対する憎しみと嫌悪だけだと思うのだが、加害者側の教師は丸坊主にさせて言うことを聞かせた優越感にでも浸るのだろうか。

令和6年4月10日

 牛のゲップから地球を救う。温暖化の原因とされるゲップに含まれるメタンガスを減らす効果を持つ「海藻」の量産化に、高知大などの研究グループが成功した。技術を継承したスタートアップ企業も立ち上がり、商業化に向けた準備を進めている。

農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県)によると、牛のゲップには二酸化炭素の28倍もの温室効果を持つメタンが含まれている。

 乳牛の場合1日に出すメタンは500リットルなどとされ、世界における温室効果ガス総排出量の約5%を反芻(はんすう)動物のゲップが占めると推定されている。

 対策のかぎとして注目されているのが、日本周辺を含む太平洋海域に分布する紅藻(こうそう)類の一種「カギケノリ」。海外では、飼料に混ぜて牛に食べさせると、メタン発生が9割以上減るとの研究結果が報告されている。

 ただ、カギケノリの養殖技術は確立されておらず、多くの企業や研究機関が研究を進めている。

 牛などの反芻動物がゲップでメタンを出すというのは知っていたが、温室効果ガス総排出量の5%にものぼるということは知りませんでした。まさにこの海藻の量産化は温暖化対策の一端を大いに担うといっても過言ではないような気さえしてしまいます。

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