ひとりごと(36)令和6年8日〜14日

担風会

令和6年1月8日

 8日午後3時20分ごろ、東京都文京区目白台1丁目の公園の利用者から、「田中角栄の家の方向からものすごい煙が出ている」などと110番通報があった。東京消防庁によると、2階建て住宅から出火し、2階建ての住宅延べ約800平方メートルが全焼し、南側の雑木林などが焼けた。警視庁によると、出火当時住宅に2人がいたが、けが人はなかった。現場は故田中角栄・元首相の自宅だった住宅。

角栄氏の長女で元外務大臣の田中真紀子氏(79)は8日午後5時半ごろ、朝日新聞の電話取材に「ぜんぶまる焦げ。私がお仏壇にお線香をあげて消し忘れた。(火災を)発見したのも私」と答えた。夫の直紀氏(83)とともに無事だという。

 立派な豪邸なのに火災報知器やスプリンクラーなどの火災対策などは取っていなかったのだろうか。我が家でも火災報知器は設置していますし、今はほとんどの家に火災報知器などの設置が義務つけられているのではないでしょうか。田中角栄の家となったら貴重な文化遺産なども多数所持していたと思われるのでただの火事以上に損失はあるでしょう。

令和6年1月9日

西ドイツの元サッカー代表選手で「カイザー(皇帝)」と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアーさんが死去した。かつてのスーパースターの死去に、地元ドイツや欧州のサッカー界からは「ドイツ史上最高の選手」「サッカー史に残る偉人」などと功績をたたえ、死を悼む声が相次いだ。

 ベッケンバウアー氏は1974年のワールドカップ(W杯)西ドイツ大会に主将として出場し、20年ぶりの制覇を果たした。90年イタリア大会では代表監督としてチームを3度目の世界一に導いた。2006年のドイツ大会では大会組織委員会会長として支えた。

 ショルツ首相は「ドイツで最も偉大なサッカー選手の一人であり、多くの人々にとって『皇帝』だった」とX(旧ツイッター)に投稿。「何世代にもわたって、ドイツサッカーに熱意を与えた」とし、その功績をたたえた。

 私もリアルタイムでプレーを見ていたわけではないが、サッカーを少しやっていた者としてレジェンドのペレやマラドーナやプラティニなどと同様にその名の偉大さを理解していました。間違いなく強豪ドイツの礎を築きサッカーの発展に貢献してきた方であります。ご冥福をお祈りします。

令和6年1月10日

 封書は84円から110円に、はがきは63円から85円に。総務省と日本郵便が昨年末に示した郵便料金の値上げ方針に、驚く人も多かったに違いない。「郵便物が減って赤字だから」との理屈で、数年後の再値上げも視野に入る。国民負担が野放図に膨らむ「負のスパイラル」に陥っており、郵便局数を減らすなどの抜本的な改革は先送りされている。

 「郵便事業収支は非常に厳しい見通し。郵便サービスの安定的な提供には、郵便料金の早期引き上げをお願いせざるを得ない」

 日本郵便の千田哲也社長は総務省あての昨年12月13日付の要望書にそうつづり、値上げの根拠となる営業収支の試算を示すグラフを添えた。

 郵便は民営化されたからといって民間と同様の企業努力はしているのだろうか。そもそも年賀状しかり手紙の郵便なんかは明らかに減っているし、金融業務も電子マネーの普及により郵便貯金のニーズは低下しているし、配達業務も民間程の競争力はない。郵便料金の値上げではなく、根本的な業務の改善が必要な時期にきているのではないだろうか。

令和6年1月11日

 南太平洋のパプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、10日から11日にかけて大規模な暴動が起き、16人が死亡した。現地紙ポスト・クーリエなどによると、警察官や軍人、刑務官らが給与の減額をめぐり政府に抗議するデモが、暴動に発展したという。現地紙は「この都市で最も暗い日」と報じた。

 報道によると、街なかでは建物や車が放火され、首相官邸近くでもパトカーが燃やされたり、警備のゲートが破壊されたりした。スーパーマーケットなどの店舗でもガラスが割られ、商品が盗まれるなどの被害が相次いだという。

 警察によると、この暴動で16人が死亡し、数十人が負傷した。マラペ首相は11日、「法を破っても成果は得られない」と暴動を非難する声明を出した。暴動は11日夕までに沈静化したという。

 暴動の引き金となったのは、警官らの給与が「説明もなく」減額されたことだとされる。政府は抗議に対し、「給与計算システムの技術的問題」が原因で、修正すると説明したが、暴動を止められなかったという。

 パプアニューギニアは、オーストラリアの北約200キロに位置する。日本の外務省によると、2003年からコロナ禍前の19年までは経済のプラス成長が続いていたが、経済格差が広がり、犯罪も深刻化している。国連児童基金(ユニセフ)の22年の報告によると、人口約1030万人の40%が貧困ライン以下で暮らし、子どもの41%が貧困に苦しんでいるという。

 貧困と犯罪の数、治安の悪さには相関関係があるという。生活がちゃんと満たされていれば犯罪を起こす必要がなくなるからだ。日本はまだ国としては金銭的ゆとりがある方の国家だが、今の私利私欲しか考えない政治家達が主導しているようでは貧困層も増えてしまうし、さらに無策な移民受け入れなどは治安の悪化を招くのは明らかである。

 

令和6年1月12日

 自民、公明、国民民主の3党は12日、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の発動を含めた原油高対策の実務者協議を開いた。国民民主は今月末までに結論を出すよう求めたが、与党側は慎重に検討する考えだ。

 この日の会合には、自民の片山さつき、木原誠二、公明の杉久武、国民民主の礒崎哲史の各氏が出席。原油高対策の補助金措置が4月末に期限を迎えることを踏まえ、その後の対応策として礒崎氏は今月末までにトリガー発動を判断し、必要な法改正などを行うべきだと述べた。これに対し、片山氏は「トリガーをどうするかは政治的に重い問題。1月に(判断)ということではないのではないか」と述べた。3党の実務者は今後も協議を続ける。

 3党協議をめぐっては、昨年12月に国民民主が内閣不信任決議案に賛成したことで、公明が協議継続に反発。その後、自民党派閥の政治資金パーティー問題で自民の政調会長が交代したことを受け、この日の実務者協議も新メンバーで行われた。

 以前からこのトリガー条項を早急に発動することを期待する声が国民から多く上がっている。そもそもこういう状況で発動しないで他に発動するタイミングはあるのだろうか。仮に発動した時のリスクやデメリットが大きいのであればそのことを提示するべきである。

令和6年1月13日

 台湾・蔡英文総統の後継を決める総統選が13日に投開票され、中国との統一を拒む与党・民進党の頼清徳副総統が、対中融和路線の野党・国民党の侯友宜新北市長らを破り、当選した。侯氏が敗北を認めた。頼氏は米国などと連携して防衛力を強め安全を守る方針だ。「統一は歴史の必然」とする中国の習近平指導部が圧力を強めるのは必至で、中台の緊張が一層高まる可能性がある。

 総統は1期4年で連続2期まで。1996年に総統直接投票が導入されてから、同じ政党が3期続けて政権を担うのは初めて。新総統は5月20日に就任する。

 選挙は、8年近い民進党政権の継続を認めるかが最大の焦点だった。頼氏は野党から、対中関係停滞の責任や長期政権の「緩み」などを批判され、期待した若者層の流出を招いて最終盤まで混戦を抜け出せなかった。

 だが、中国の軍事や経済的な圧力に対し、蔡氏の親米路線を継承し、貿易の対中依存からの転換を進めて台湾の安全を守ると主張。中国による選挙介入疑惑への反発も追い風に、台湾アイデンティティーを重んじる支持層を固めた。

 頼氏は中国から「台湾独立派」として批判されてきた。中国による台湾への揺さぶりが強まるのは確実で、新政権は難しい対応を迫られる。

 日本としてはこの総統選の結果は良しとするところである。色々と中国による裏工作なども言われていたが結果的には対中の政権となった。中国政権としては苦々しい思いかもしれないが、中国の国民はある意味ちゃんと選挙で自分達のトップを決められるのは羨ましいのではないだろか。日本も、もっと総理大臣が選ばれる際には国民の声が反映されるべきである。

令和6年1月14日

カタールで開催中のサッカー・アジアカップは14日、世界ランク17位の日本が同94位のベトナムとの1次リーグD組初戦に臨んだ。日本はベトナムに一時リードを許したが、4―2で逆転勝ち。3大会ぶり5度目の優勝に向け、白星発進した。

 日本の世界ランクはアジア最上位。優勝候補として、3大会ぶり5度目のアジア制覇に挑む。対するベトナムは、2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会で日本代表を指揮したトルシエ氏が監督を務める。前回大会では準々決勝で日本に敗れた。

 正直もっと楽に勝てるだろうと思ってた人がほとんどだと思う。いくら前評判が高くても負けてきたチームは山ほどある。勝って兜の緒をしめよの言葉通り次戦以降も楽観視せず万全の体制で臨んで欲しい。

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